10月31日 バーデハウス閉館

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2020年10月31日 09:00

10月31日  2020(令和2)年 土曜日 

バーデハウス一時閉館


バーデハウス閉館 設備劣化、コロナも影響

 久米島町奥武にある海洋深層水を利用した温浴施設「バーデハウス久米島」が、10月31日で閉館することが分かった。久米島町と民間事業者が出資する第三セクターのオーランド(社長・桃原秀雄副町長)が運営しているが、老朽化した施設や設備の改修の負担が大きく、運営継続が困難と判断した。町は本年度中に新たに運営を担う指定管理者を公募し、民間事業者に委託した上で再開を目指すとしている。

 バーデハウス久米島は2004年にオープン。久米島沖でくみ上げる100パーセントの海洋深層水を使ったプールやサウナ、アロママッサージなどができるトリートメント施設があり、久米島の主要な観光施設の一つでもあった。久米島で春季キャンプを行う東北楽天ゴールデンイーグルスの選手らも利用していた。

 久米島町によると、海洋深層水をくみ取るポンプやボイラーなど施設内の設備が塩害などで劣化が著しく、維持・修繕費が膨らむなどしていた。これにより安定的な経営が困難になる中で、新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休館や利用者減が続いたことも追い打ちをかけたという。

 町の担当者は「例年、8月は約1千万円の売り上げがあったが、今年は臨時休館でほぼゼロに近い。7月も昨年の半分以下の売り上げだった」と新型コロナの影響を語った。町は10月いっぱいで閉館することを決め、今月4日に同館のホームページで発表した。

琉球新報WebNews掲載 2020年9月11日 06:00
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1189322.html




久米島町発表
バーデハウス久米島の一時閉館についてお知らせします。

バーデハウス久米島は施設の劣化や損傷が著しく、安定的な営業が困難なことから令和2年10 月31 日をもって一時閉館することとなりました。

バーデハウス久米島は平成16年に世界初の海洋深層水を活用した温浴施設として開館以来、16 年が経過し、町⺠の健康増進と久米島の観光振興を図ることを目的に営業してまいりましたが、塩分に起因する施設の劣化や設備の損傷が激しいことに加え、大規模な改修には多額の費用を要することから、久米島町及び(株)オーランドによる協議の結果、安定的な営業が困難であるとの結論に至り、一時閉館することとなりました。

このような状況に至りましたことに対し、利用者の皆様をはじめ、関係各位に対し深くお詫び申し上げますとともに、これまでのご支援、ご愛顧に対し心より感謝申し上げます。

今後は施設の在り方や効率的な運営方法について検討を進め、再開に向けて取り組んでまいります。再開時期等については方針が決まり次第お知らせいたしますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。

久米島町⻑ 大田治雄
(株)オーランド代表取締役社⻑ 桃原秀雄

公開日 2020年09月08日 更新日 2020年09月08日
久米島町HP
http://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/2020090800029/










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